- ペルセポネ(コレー) / Περσεφόνη (Κόρη)
- 住処:冥府(冬の間)/オリュンポス(冬以外)
- 権能:芽吹き
- 象徴:水仙、ざくろ、松明
- 威光:花
冥府に連れ去られた花の乙女
ゼウスとデメーテルの間に生まれた女神。デメーテルから深い愛情を受けて育った。
アテナやアルテミスのような処女神でいることを望んでいたが、ペルセポネに一目惚れした冥府の王・ハデスに冥界へと連れ去られてしまう。
勝手にハデスとペルセポネの結婚を許可したゼウスがデメーテルと揉めているのをよそに、冥界のザクロを口にしてしまったため、結局は冥界へ嫁入りすることになった。
芽吹きの権能を持つ春の女神らしく朗らかで可愛らしい性格。
当初、ハデスが自分に一目惚れしたのはアフロディーテとエロスの策略だと考えていたが、ハデス本人の熱心なアプローチにあっさり落ちてしまう。
今は「冥府の女王」となった自分のお役目に向き合おうと、日々勉強中。
ハデス曰く、「ペルセポネはすごく感動屋さん」らしい。
【関係】
ハデス⇒夫。ペルセポネは冥府の王として仕事をする彼の姿を見て、身体を壊さないか心配している。冥府に通っているうちに、恋心は後からついてくるものだとペルセポネは悟った。
デメーテル⇒母親。愛情深く接してくれたことに感謝している。ハデスに攫われた際に地上を放浪させたこと、勝手にザクロを食べて結局嫁入りすることになったことが少し後ろめたい。
ザグレウス⇒ハデスとの間に生まれた子ども。特異な体質のため、地上ではうまく生きられず冥府で暮らしている。彼に会いに行くのも、ペルセポネの楽しみのひとつになっている。
冥府の姿