ブログではご無沙汰しております、夜井です。
竣工日の絵について、なんというか、「今年もまた諦められなかったのか……」というのが所感です。
というのも、毎年構図を決めてから大体一週間くらいでちまちま仕上げるんですが、今年のイラストの構図がちゃんと決まったのが12月13日からだったので、かなりタイトなスケジュールだったのです。今年こそは間に合わんやろ…と思っていたのですが、意外と何とかなるものでした。
基本的に過去の自分を信用していないので進水や竣工イラストを描くたびに当時の大和の姿を追いかけるように資料を読み込むのですが、今回は15日の21時半くらいに「高射砲シールドの有無が資料によってバラバラだ……」と頭を抱えるなどしていて本当にギリギリでしたね……(これは結局私が資料を読み違えていただけでした)大和を様々な角度から描きたいため、毎回微妙に違うところでつまずいています。
大和に限らずですが、好きなものに関する本や資料を読めば読むほど自分が無知であることを思い知らされ、それゆえに好きなものについて何かを語るのが恥ずかしくなってきたのが今年のハイライト。こんな状態で大和が描けるのか~とモヤモヤしておりました。
別に誰から期待されているわけでもないし、私も自分自身に期待していなかったのですが、ペンを取れば大和のことを好きだなと思う気持ちがふつふつと湧いてきてきたのです。
所詮は趣味ですし、決めた日に間に合わせることがすべてではないと考えていますが、間に合わせることができると自分を見直しますし、Twitterでフォロワーさん方から「今年もこの時期が来た」と思っていただけるとたいへん光栄な気持ちになります。
進水絵は2014年が最初ですが、進水も竣工もイラストを描くようになって早5年。少なくとも年に2回は大和に向き合う機会があるのです。
特に竣工は年の暮れも近いので「来年はどうなっているか」と思いを馳せているのですが、明日のことも分からないのに来年のことが分かるわけないよねと投げ出すまでがセット。
ただ、私が戦艦大和のことを忘れない限り、これからも大和と向き合っていければ良いなと思います。
来年以降の私はこの記事を読み返したとき「過去の私が語るのが恥ずかしいとかほざいてる」と思うんだろうか……。
それはそれとして、今も昔も、おそらく明日以降も胸を張って言いたいのは「戦艦大和って格好いいでしょう?」ということです。
今年も拙作をご覧くださってありがとうございました。
竣工から80年が経つ今日この日に、また大和への思いを形にすることができて本当によかった。
それでは、また。