- アフロディーテ / Ἀφροδίτη
- 住処:オリュンポス
- 権能:愛、美貌
- 象徴:薔薇、真珠、白鳥
- 威光:薔薇
神をも狂わせる花のかんばせ
一番最初に神々の王権を成立させたウラノスの切り離された身体の一部が海を漂う際、周りにまとわりついた泡(アプロス)から生まれたとされる愛と美の女神。
その美しさでありとあらゆる存在を魅了し、狂わせるファムファタル。
アレスと浮気して夫のヘファイストスに浮気現場をさらされたり、ヘラとアテナと美しさを競い合ってトロイア戦争の発端を作ったりと、何かとお騒がせな一面も。
「美しさ」と「愛」に独自の矜持を持っており、他人の「愛」を試そうとすることもしばしば。
誰にでも平等に話し、愛想よく接するが、本当に本心を話すことができるのは原初の愛を司るエロスだけらしい。
茶飲み友達のアポロン曰く、仲良くしてるやつが多いのは確かだが、いつもどこか一歩引いているようにも感じるとのこと。
【関係】
ヘファイストス⇒元旦那。不完全な体、不自由な足、完璧なはずの神とはどこか違う。けれど決して嫌いではなかった。少し気難しいところはあったけど。
アレス⇒浮気相手。見目麗しく、武勇に長けた戦の神。そんな彼を疎んじる者の方が多く、そこが憐れで愛おしい。
エロス⇒相棒。ねぇ、人の愛から生まれるお話って素敵!だからもっと、皆の間に愛をもたらしましょう。もちろん、私たちの手で。
ウラノス⇒お父様と呼んでいいの?私は知らない、見たこともない。けれど空に散りばめられた星々は美しいわ。