- アテナ / Ἀθηνᾶ
- 住処:オリュンポス
- 権能:戦、知恵
- 象徴:梟、オリーブ
- 威光:盾
気高く賢い戦女神
ティターン神の一柱であるクロノスは父親であるウラノスを退け王の座に就いた。クロノスの息子であるゼウスもまた父親であるクロノスを退け神々の王となった。
ゼウスは自分や父親がしたのと同じように、自分の子供に王座を奪われるのではないかと不安になり、妻のメティス(ヘラの前の妻)が身ごもると彼女ごと子どもを飲み込んでしまった。
その後、ゼウスが激しい頭痛に襲われ、その頭をヘファイストスが斧で割ると甲冑をまとった成人女性の女神、アテナが姿を現した。なんと飲み込まれたときからゼウスの中でそのまま成長したらしい。
ゼウスが頭を痛めて産んだ子ということもあり、殊にゼウスのお気に入りにの娘となった。
実直な性格だが、母・メティスではなく父・ゼウスから産まれたため、どこか少しずれている。
戦いとなると抜かりなく知恵を駆使して……という印象があるが、ギガントマキアーでは力業のごり押しで強力なギガースを退けた。
何かと、女神同士ないし他者との美しさを競うときに巻き込まれる。別に自分が美しいかどうかは気にしていないが、"敗北"することが不服。
英雄と呼ばれる人々を愛し、加護を与える。
【関係】
ゼウス⇒父親。アテナ生誕は衝撃であったが、良い親子関係が続いている。
ヘファイストス⇒アテナはヘファイストスに対して兄弟という認識を持っている。戦に欠かせない武具を作る職人として信頼している。
アレス⇒オリュンポス十二神の中で同じく戦を司る兄弟神。一口に戦といっても持っている権能は似て非なるもので、何かと対立する。
ポセイドン⇒仲悪いというか、アテナはポセイドンが嫌い。本当に最悪。他者の神殿に女を連れ込むな。
メデューサ⇒ポセイドンの位がアテナより高く、ポセイドンを罰することができなかったため代わりに罰され、怪物にされてしまった。