- ヘファイストス / Ἥφαιστος
- 住処:オリュンポス
- 権能:炎、鍛冶
- 象徴:武具、金槌、矢床
- 威光:火造り
オリュンポス一の武具職人
ゼウスは前妻との間に立派な子をもうけていた。正妻としての立場を確固たるものにしたいヘラが単身で産んだのがヘファイストスである。
生まれたばかりのヘファイストスは両足が曲がった奇形で、「"完璧な神の子"を産めなかった」と嘆くヘラは彼を海に投げ落としてしまう。
海の女神、テティスとエウリュノメーに無事育てられたヘファイストスは立派に成長し、オリュンポスへ戻ったという。
生真面目でお堅い職人気質。
初手で母親から捨てられ、せっかく貰った嫁にも浮気されているので、「女神はみんな傲慢で鼻持ちならない」とうんざりしている様子。
生まれつき足が悪く、移動に便利な車椅子(チャリオットを改造したもの)を作り、普段はそれを使っている。
やられたことはそれなりにやり返すが、一度やり返せばすっきりして興味を失ってしまうのでヘルメスから「意外とさっぱりしてる」と評された。
【関係】
ヘラ⇒母親。ヘラは単身でヘファイストスを生むが、足が悪いという理由からヘファイストスを海に投げ捨てたため関係は険悪だった。ひとまず和解。
ゼウス⇒父親ではない。でもゼウスはヘファイストスに父親面してくるときがあるので、ヘファイストスは付き合いづらいと感じている。
アテナ⇒ゼウスの頭をヘファイストスがかち割って生まれてきた女神。処女神だが、事故で生まれてしまったヘファイストスとの子ども(エリクトニオス)を育てている。
アプロディーテ⇒ヘファイストスの元嫁。お互い気は無かったのにゼウスにあてがわれて結婚した。アレスと浮気三昧だったためヘファイストスの仕返しに遭い、のちにポセイドンの仲介でヘファイストスと離婚した。
アレス⇒元嫁の浮気相手。ヘファイストスの仕返しの対象の一人。