突然ですが、私は洋館が好きです。
洋館が舞台となる不気味な物語が好きです。洋館に妙な仕掛けやギミックがあれば尚良し。
ルーツを辿ると、恐らく両親がプレイしていた初代バイオハザードを見て育ったからだと思います。豪奢であれ生活感のない部屋、奇妙な仕掛け、意味不明な間取り……とにかく大好きです。
TDLのアトラクションで映画にもなった「ホーンテッドマンション」、名探偵コナンの洋館系事件とか映画とか、赤川次郎先生原作の洋館モノミステリーホラーノベルゲームの「夜想曲」とか、ホラー映画「アザーズ」、そういったものに触れて、惹かれ、調べたり読んだりを繰り返していました。
不気味な雰囲気と奇妙な仕掛けの組み合わせがピンポイントな性癖なんですよ。
古城とか古民家とかでもいいんですけど、ちょっとテンションが違うんですよね。
「古い家か~」
「古い城か~!」
「洋館かぁ~~~!!!いいなぁ~~~!!!」
っていう。
なんでしょうね。規模感が丁度いいのかな。家だと小さすぎるけど城だと大きすぎるみたいな。
そんな私を特に惹きつけてやまない洋館があるんですよ。
ウィンチェスター・ミステリー・ハウス
っていうんですけどね。
このブログを読みに来ている方々ならすぐにピンとくるかと思うんですが、アメリカのライフル銃の名門ウィンチェスター社に関係する館です。
元々は銃ビジネスで成功を収めたウィリアム・ワート・ウィンチェスターの未亡人、サラ・ウィンチェスターの個人邸宅だったのですが、娘と夫を亡くしたサラが霊媒師にアドバイスを求めたところ、ウィンチェスター銃の犠牲になった人々が一家を呪っていると告げられ、館は霊たちの怒りを鎮めるためにサラが没するまで、38年間もの間増改築が続けられたそうです。
行き止まりへ続く階段、床の無い部屋、ドアノブが無いドア、迷路のような廊下、封印された部屋、霊から身を守るための有り得ない間取り。
無秩序に増築された部屋と、洗練されつつ贅の限りを尽くしたインテリア、そんなチグハグさが魅力的なんですよね~、ウィンチェスター・ミステリー・ハウスは。
さて、前置きが長くなりましたが、「ウィンチェスターハウス」というホラー映画を観ました。珍しく洋画ホラーです。
伊差川くんが「『死霊館のシスター』っていう映画観よ!」って言ってたのでU-NEXTくんで一緒に観てたんですけど(死霊館のシスターも面白かったです。ただシリーズ物だったらしく、最初の方ちょっと置いてけぼりにされました)、それを観終わった後のおすすめ一覧に出てきた映画です。
ウィンチェスター・ミステリー・ハウス自体が好きなので、映画の評価はどうあがいても5億点加算されるんですが、普通に面白かったです。怖さもほどほど、怖すぎず、退屈にならなさすぎず。
あとヘレン・ミレン演じるサラ・ウィンチェスターの造形がとーっても好きです。やはり未亡人の喪服は良いものだ…(ヘレン・ミレンはREDっていう映画でヴィクトリアという素晴らしい老女スナイパーをやっているのでそっちも是非見てください)
映画後半、ラスボス的な存在が明らかになってからの展開がなかなかの熱さです。あとラスボスの殺意籠った攻撃の仕方は宝具演出みたいで格好良かった…(?)
館というギミックが効いている感がもっと出てくれると嬉しかったんですが、サラが生前こだわった13という数字や、館のごちゃごちゃ感はすごくよく出ていました。でも24時間工夫を働かせるのはやめてさしあげろ。
最後まで観ると、また最初から見たくなってしまう展開も良かったです。
件の館は、アメリカ・カリフォルニア州サンノゼに現在も佇んでいるそう。いつかは行ってみたいですね。
てなわけで前世はイギリス人か?ってくらい幽霊屋敷(洋)が好きです。和室ホラーは苦手、身近すぎるから。
よかったら、おすすめの洋館ホラー映画を教えてください。
以下は、3/13に頂いた拍手コメントへの返信です。
コメントで作品のおすすめ、ありがとうございます!
「ウーマン・イン・ブラック」はダニエル・ラドクリフが主演の映画ですね!
作品自体はは存じ上げていたんですが、観たことがなかったのでこれを機に見てみようと思います(*´▽`*)わーい