2年ほど前から大和の竣工の日には、竣工お祝いの絵を描いています。(進水のお祝い絵はそれよりも2年早くスタート)
今年も描きましたのでよかったら見てください!
なにせ年末も近いので、毎年毎年「もう当日に間に合わない」って泣きながら描いています。今年は本当に間に合わないかと思いました。
この記事を書いている今、日曜日なのですが、金曜日の時点での進捗がこんな感じでした。
いやいやいや、大和なめてんのか
大和の艦橋を描くときに参考にしてるのは、主に大和ミュージアムの1/10大和の写真なんですが、あそこにある1/10大和はいわゆる最終時(天一号作戦時)の兵装である上に、上部上空観測所や信号指揮所の形が姉妹艦の武藏と微妙にごっちゃになっていたりするので色々と手直しが必要なのです。竣工時には積んでない電探とかもあるし…
今年絵を描くにあたって、大和の艦橋を竣工時のものに近づけるために参考にしたのは下記の通りです。
- ダイヤモンド社「呉市海事歴史科学館図録 日本海軍軍艦写真集別巻 戦艦大和・武蔵」
- Gakken Mook「戦艦「武蔵」の真実」
- モデルアート社「艦船模型データベース番外編V 帝国海軍戦艦総ざらい」
「日本海軍軍艦写真集別巻 戦艦大和・武蔵」は言うなれば大和型の写真集です。士官の人たちの艦上記念撮影の写真集でもある(語弊)
大和に関しては鮮明に映ってる写真が少な目ではあるんですが、艦橋全体が写ってる写真が多いので、大和ミュージアムの写真と照らし合わせながら「大体こんな感じのバランス」「大体ここら辺にこれがある」というのを描いていきます。
ディテールアップに使うのは「戦艦「武蔵」の真実」と「戦艦総ざらい」
なぜ武蔵のムックを?と思うかもしれませんが、普通にストレートに大和と武蔵の艦橋(竣工時)の違いという、ありがたい比較ページがあるからです。ありがたい!!!
「戦艦総ざらい」は模型雑誌なんですが、各兵装の詳細なイラストや解説が乗っているので、それを参考にどんどん描き込んでいきます。
そうして出来上がったのが今年のイラスト。多少のデフォルメには目をつむっていただけると幸いです……。
毎回全力投球なんですが、今年も出し尽くしました。
納得のいく絵が描けるというのは、嬉しいものですね。
大和の竣工絵を描き終えると、そろそろ一年の振り返り記事も書かねば!と思います。
では、またその時にでも。