- 爆撃機「B-25 Mitchell」
- 初飛行:1940年 8月 19日
- 製造者:ノースアメリカン社
- 全長:16.1m
- 全幅:20.6m
- 自重:8,836kg
- 発動機:ライト R-2600-13 1450馬力×2基
- 最高速度:442km/h
- 航続距離:4,300km
何でも俺に任しとけ!米軍で最も成功した双発爆撃機
1938年、欧州・極東の緊張感が高まるさなか、米陸軍では航空隊の拡充が決定された。当時、米陸軍の主力中爆は旧式となったB-18と、A-20ハボックがようやく生産開始となったところで充分な戦力とは言い難かった。
米陸軍航空隊は、マーチンXB-26を201機、ノースアメリカンXB-25を184機発注。性能面を高めることに重きをおいたマーチンのB-26に対し、ノースアメリカン社はNA-21〜NA-40のテストデータを土台とし、堅実性に重きを置いてB-25の開発を進めた。
汎用性の高さはお墨付きで、各国へ輸出され様々な戦場へ赴くことになり、最終的には10,000機近く生産されることになった。爆撃、対艦攻撃、対地攻撃、偵察、果ては空母から発艦もするし、海兵隊でもPBJとして活躍していた。WW2の双発爆撃機の中で最も成功した機体の一つである。
目立ちたがりだが、柔軟な思考で基本的にはどんな状況にも対応可能。同社が開発したP-51とは、初飛行の日が近いこともあり仲が良い。ドーリットル空襲でホーネットCV-8と組んだとき、彼女に特別な感情を抱いた。敵に対して「容赦する」という概念を持ち合わせていない。