模型を作るのが大好きってわけじゃないですが、「あ、あの兵器の模型組みたい」っていう衝動は大事にするタイプなので、IBGから出ているトルディ軽戦車の模型を組むことにしました。1/72です。
ボックスアートから漂ってくる可愛さ。
トルディ軽戦車とは
トルディ(ハンガリー語: Toldi)は、第二次世界大戦中、ハンガリー軍で使用された軽戦車である。スウェーデンのランズベルクL-60軽戦車をもとに、ハンガリー初の国産戦車としてライセンス生産され、1940年から1944年までに各型合わせて約200輌が生産された。
“トルディ(Toldi)”は14世紀ハンガリーの民族的英雄の名である。
Wikipedia - 「トルディ(戦車)」より引用
ハンガリーで第二次大戦の本当に最初の方に頑張ってた戦車と覚えてくれれば大丈夫です。
部品がちっちゃいんだわ。
というか、1/72なので完成品自体が小さいんです。比較用に並べたシャーペンの芯のケースと大体同じくらい。
ちなみに上記の写真を撮った後、転輪(一番小さいやつ)を一個紛失したのでパテで成形するはめになりました。なんでプラモの部品って目を離した隙に音もなく消えるんでしょうね?これ以上部品を失うわけにはいかないので、100均に駆け込んで、区分けできるピルケースの中に保存することにしました。
今回組んだトルディなんですが、部品が結構ぴったり綺麗にはまります。ヤスリでぐりぐり削ったり、パテで隙間埋めたりとかそういう処理が殆ど要りませんでした。初心者に優しい。
車体が出来上がったら後は流れるまま。
「ここまできたらもう大丈夫っしょ」と思っていたんですが、これ履帯もプラスチックのキットなんですよ。前にタミヤの1/35 M3スチュアートを組んだときは履帯がゴムの別パーツだったんですが、今回は軌道輪に接している部分は一枚一枚つけていくタイプだったので、かなり大変でした……。
そして塗装。
とりあえずオリーブドラブ。
「迷彩ってエアブラシ無いと難しいかな〜」とか言ってたんですが、この大きさならむしろ筆塗りの方がやりやすい気がしました。完全に杞憂。
オリーブドラブはタミヤのスプレー塗料 - TS-28、濃い茶色はMr.ホビーのつや消しブラック - N-12とウッドブラウン - 43を1:9くらいで混ぜて作りました。黄土色はタミヤのデザートイエロー - XF-59です。
出来上がったのがこちら。
思えばスケールが1/72なので、デカールが意味分かんないくらい小さいんですよね(白目)。ただでさえデカール貼りが苦手なのに、もう口から泡を吹くところでした。一番小さいデカールは、機銃横に貼られているチューリップのマーク。……見えるでしょうか?
苦労はしましたが、完成して良かったです。
本当はウェザリングもする予定でしたが、この姿があまりにも可愛いのでこのままでいこうと思いました。
最後に一つだけ言いたいことは、
軽戦車は、いいぞ……!
M3スチュアート、トルディ、チハで「戦車ちっちゃいものクラブ」とか良いなぁと思いました。