短編『[F4U+XF5U?]俺の妹がパンケーキのはずがない』をギャラリーにアップしました。
よかったら見てくださいね。
前回([P-38]星と戦闘機[現在非公開])の確認ミスがわりと堪えているので、「すぐにでも次の短編をアップしたい!!そして安心したい!!」という気持ちがちょっとありました。それがモチベに繋がったのか、ページ数は少ないですが、おかげさまで大分早く仕上がりました。良いことなのかこれは。
今回は全編通して明るい話且つ、登場キャラクターも表情豊か(当社比)なので描いていてすごく楽しかったです。そのあたりを弊サイトにある他の漫画・絵と比べて見ていただけますと幸いです。
【以下、既に漫画を読んだ人向け解説】
作品内でフライングパンケーキ(以下、フラパン)を便宜上「XF5U」と名乗らせていますが、実際レストアされたのはXF5Uの前身である社内実験機「V-173」です。
XF5Uと違い、V-173は固定脚だったり、キャノピーの形が違ったり、エンジンが違ったりとまったく別物だったりします。タイトル表記が[XF5U?]となっているのはそのためです。
このコマに注目
実際、フラパンもレストアされたのは実験機ということを自覚しているんですが、自分を設計してくれたジマーマン技師の夢を諦めきれず、未完成のXF5Uを名乗っていると思われます。【レストアされた飛べない体のV-173≒初飛行さえしていないXF5U】と思いこんでいる可能性もあるかもしれません。
唯一無二の円盤翼機。擬人化デザインは久々にばっちり決まった気がします。ポンチョは両腕をあげると実機っぽい形になるという設定だったり、髪型も丸っこくしてみたり、描いていて楽しいキャラがまた一人増えてしまいました。
コルセアには懐いているけど、ぎこちない関係であることは否めないです。ただ、コルセアはちょっと不器用なだけなので、きっとたまにはフラパンに会いにダラスまで行ったりする優しさを見せてくれるんじゃないでしょうか。その度に大喜びされてムズ痒い気持ちになりながら、70年の空白を埋めるように、だんだんと仲を深めていってもらいたいです、という願望でした。
【コルセア兄ちゃんとマスタングおじさん】
コルセアは実機も擬人化も描きやすいことこの上ないです。特徴あるからかな。古き良きヤンキーを目指していますが、70年も生きているとさすがに丸くなっているのかと、今回のセリフは暴言控えめです。戦時中はもっと過激な言葉遣いだと思います。
マスタングは戦後、レース機になったり、映画に出演したり、エアショーで喝采を浴びたり、第二次大戦最優秀戦闘機と崇められたりで、大スターの余裕があるんじゃないでしょうか。(改造機も含め)現存機も比較的多くあるので今でも元気です。現代っ子たちにはウザがられつつも尊敬されてるといいな……。
サッカー戦争の件もあって、ことあるごとにお互いのコンプレックスをえぐっていく不毛なフリースタイルバトルを展開する2人ですが、周りから「お前らホント仲良いな」と茶化されれば、「「よくねぇ!!」」みたいなシンクロしちゃう、典型的な喧嘩するほどなんとやらコンビがいいなぁと個人的に思っています。
【次回予告】
次の更新も準備は着々と進めつつおります。陸海空、どの話を描くかわからないですが、次の舞台は多分欧州方面だ。米軍じゃない、と思う。気長にお待ちください。
ただ、漫画の更新はしばらく先になりそうです。
最近、本とか映画とか全然見てないので、インプット期間に入りたい……。
四コマとかの小ネタの更新は色々挟むかもしれません。お茶濁しとか言わない。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
とりあえず直近で、8/8に進水式のイラストをアップします!多分、きっと!
お楽しみに。
以下、拍手コメントへ返信いたします。
拙作を読んでくださってありがとうございます。
今回登場する3人と3機はそれぞれ特徴があってとても楽しく描けました。
F4UとP-51の2人が先輩らしくXF5Uを勇気づけるシーンも、「きっとこの2人ならばこう言ってくれる!」と思って描いておりました。格好良いと仰っていただけて嬉しい限りです。
おまけも楽しんでいただけたのでしたら幸いです!
コメントありがとうございました!