記事タイトルは「私の恋はホッチキス」のパロディです。伝われ。
戦艦大和をはじめとする日本海軍艦艇に搭載されていた九六式二十五粍高角機銃は、フランスの軍用品・自動車製造メーカーであるホチキス社の機銃をルーツとしたものです。
現代でホチキスといえば、紙をたばねてパッチンする文房具。
実は「文房具のホチキスは、ホチキス社のベンジャミン・ホチキス氏が機関銃の仕組みから着想を得て発明した」ということがとある戦車の本に書かれていました。
これを見た私は「マジか!大和と戦車と文房具の意外なつながりっ!」と思い、嬉々としてぐーぐる先生にお訊ねしたんですが、Wikipediaの「ホチキス社(フランスの軍需メーカー)」、「ステープラー(事務用品)」の両方の項目で、上記の話題が俗説であることが記載されておりました。(2016年12月現在)
ざっくりかいつまむと以下のような感じです。
・九六式二十五粍高角機銃のルーツは間違いなくフランスのホチキス社
・いま現在、私たちが手にするホチキス(ステープラー)の名称は米国のE.H.ホチキス社に由来している
・E.H.ホチキス社の社名の由来は、創始者のジョージとイーライ・ハベルという親子のファミリーネーム
・ベンジャミン・ホチキス氏は米国コネチカット州出身
・E.H.ホチキス社のホチキス親子も米国コネチカット州出身
・ベンジャミン氏と文房具のホチキス、E.H.ホチキス社のホチキス親子との直接的なつながりは見出せないが、なんらかの血縁関係があったことも否定はできない
結論として大和とホチキス(文房具)の繋がりは完全に否定はしきれないけど、今のところは全然関係ないよ、とのこと。
さて本日は戦艦大和の竣工日でございます。
おめでとうございます。
75年目の竣工日ですが、大した絵も描けず半ばネタに走ってしまった感が半端ないのが申し訳ない。でも欧州方面の戦車の本を読んでいて大和が唐突に文中に登場したのが嬉しかったので、ついついブログに書いてしまいました。
私も仕事をまとめてパッチンしてポイってしたいです。