History of the pleans

ノースアメリカンの家族
ノースアメリカン社に生まれ、世界に名前を轟かせた偉大な飛行機たち

P-51 Mustang
レシプロ戦闘機の頂点を極めた空の野生馬

戦闘機

初飛行:1940年10月26日

120日という短い期間で完成された戦闘機。
高高度での性能に欠けていたA型は当初イギリスで運用され、写真偵察や地上攻撃などの任務にあたっていた。
その後、エンジンをマーリンに替えたB/C型、D型では元々優秀だった航続距離に加え優れた高高度性能を手に入れ、アメリカの四発爆撃機の長距離護衛を務めるようになった。

B-25 Mitchell
どの戦場でも最高の活躍を!最も戦果を挙げた双発爆撃機

爆撃機

初飛行:1940年8月19日

アメリカで最も成功した双発爆撃機と言われている。
当初はNA社の独自開発が進められていた機体だったが、爆撃機を欲していた陸軍により契約が交わされ、生産される。
高い生産性と汎用性を持ちアメリカ陸軍のみならず、海軍、その他の多くの国で使用された。
短い滑走距離で離陸できる特性を持つ。

A-36 Apache
ヒーロー誕生の陰に隠れた「スクリーミング・ヘルダイバー」

攻撃機

初飛行:1942年9月21日

高高度性能を捨て、完全に“攻撃機”として改良されたP-51の派生型。
アリソンエンジンを搭載し、主翼は爆弾搭載架とダイブブレーキを設置するために再設計をされている。
アパッチ、インベーダー、マスタングなどの愛称を持ちパイロット達に親しまれた。
イギリス側に1機発注されたが、運用されることはなかった。

T-6 Texan
長きにわたり愛された、ノースアメリカンのベストセラー

練習機

初飛行:1935年4月1日

パイロット育成の為開発された練習機。
1930年代後半から1960年代にかけ生産され、多くの国や軍で運用された大ベストセラー。
その生産数は、地上攻撃、連絡、偵察、救難など数々のバリエーションを含め約15,000機を誇る。

P-82 Twin Mustang
傑作機の子は傑作機?ヒーローの血を受け継ぐ異色の双子機

戦闘機/夜間戦闘機

初飛行:1945年6月16日

P-51の様な単座長距離戦闘機の欠点は「パイロットの疲労」
その問題に対応した機体がP-82ツインマスタング。
P-51を繋げたような見た目だが実際には全く異なる設計の機体で、長い航続距離、優れた運動性能と速度性能を兼ね備える。
太平洋戦争には生産が間に合わなかった。